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ゲームばっかりしてなさい。

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ゲームばっかりしてなさい。 12歳の息子を育ててくれたゲームたち
著者:浜村 弘一(はまむら ひろかず)
(2007年9月20日、エンターブレインより発行。税込998円)


なかなか楽しく読めました
ゲーム雑誌「ファミ通」にて、毎週コラムを掲載している浜村弘一氏の一冊です
ファミ通編集長を経て、現在はファミ通グループ代表である著者ならではのゲームへの視点、思想、また子育てにおけるゲームとの関連性などが非常にユニークで楽しめました

うちの娘は現在7歳なのですが、著者の息子さんは当時7歳にしてRPG「マリオストーリー(ニンテンドー64にて2000年発売)」を苦労しながらも自力でクリアーしたとか
うちの娘もニンテンドーDSが大好きで、「おいでよ 動物の森」や「たまごっちのプチプチおみせっち」などのゲームはしておりますが、RPGはまだまだ未知の領域です

7歳でRPGクリアーってすごいなぁ‥。
と感心しながらよく読んでみると、プレイする時は浜村氏がずっと横についていたという
彼の役割は、「メッセージ読み係」
音読ってやつです(笑
ゲーム中にでるメッセージに漢字が使われているため、息子さんがゲームをしたい時は必ず浜村氏を呼んでいたそうです
子供がゲームをしてる時ってほとんどほったらかしですが、こういう風に子供と同じ時間を共有することも非常に大事ですよね

この本の中で、著者がくり返し書いているメッセージのひとつに、「ゲームを家政婦がわりにするのではなく、親子の大事なコミニケーションのひとつに」とある
私もまったく同意見です
私が小、中学生の頃は、ファミコンの黄金時代でした
学校から家に帰ると、さっさと宿題をすませファミコンの電源をONする
そんな毎日でしたが、親父はそれが気に入らないらしく、数え切れないほどファミコンをソフトごと没収されました
あと、2度ほど目の前で叩き割られた事もありました(笑

「そんな暇あるんやったらもっと勉強せんかいっ」
いったい何度言われた言葉でしょう

そんな「頭ごなし」な親父だったので、私も親父を理解してなかったし、親父も私を理解していなかった事でしょう
しかし、制限されればされるほど、思春期の少年は反抗したくなり、勉強そっちのけでゲーム三昧の日々
まぁこれは単なる言い訳ですけどね(笑

ようするに。
ゲームだけじゃなく、スポーツにしても、漫画にしても、子供と共通の趣味があるというのは子育てにおいてとても大事なことなんじゃないのかなと、この本を読み改めて思いました

本の中で特に羨ましかったのが、息子さんが10歳の時から始めたというオンラインゲーム(FF XI)の話です
多忙な浜村氏にとって、仕事の合間や出張先でも子供と一緒にプレイするゲームはかけがいのない息抜きになっていたことだと思います
エピソードのひとつに、海外出張で上海のホテルからログイン(ネットゲーム内に入ること)した時に、ネット上の彼の家(モグハウス)の前に息子さんのキャラが待ってくれていたらしく、別れ際に「無理しないでね」とメッセージをくれた事にいたく感動し、いつまでもそのログ(メッセージ)を消せないでいたという話には、読みながら「わかる、わかるぞぉ‥」とつぶやきました(笑

ほかにも色々、思わず笑えたり、感心させられたり、ゲームと子育てにに関するエピソードが多々あり楽しめる一冊でした
ゲーム好きのお父さん、お母さんには楽しめる本だと思います



さて、もうすぐ残業も終わりです
帰ったら、久々に子供と「おいでよ どうぶつの森」でもやるか



Φ マリオストーリー 公式サイト
Φ おいでよ どうぶつの森 公式サイト
by yorupe | 2007-09-22 18:43 | Θ 何気ない日々

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