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エンペラータイム

二日前の出来事。




11月16日 午後10時30分頃

いつものように子供達が寝静まった後の静寂の時間
この時間になり、ようやく
「今日も一日ごくろうさん」
と自分に言ってやる事ができます


明くる日の起床は午前6時30分
それまでの八時間をどう過ごそうが私の自由

私による私の為の私の時間

誰も邪魔する事が出来ないエンペラータイム


…くっくっく。



とニヤニヤしながら、五分も経たぬ間にコタツで寝ておりました


気がつくと深夜2時
奥さんに起こされました



そしてここからがようやくこの話の本題に入る




私をやたら揺すり起こす奥さん
俺のエンペラータイムを邪魔すんムニャムニャ…
みたいな。



いやしかし、あまりにしつこい
もしかしてなにか用でもあるのかなと思い、嫌々ながら目を閉じた状態で返事だけしてみる


懸命になにかを訴えている奥さんと未だエンペラータイムの私
例えるなら、空腹の客と準備中の定食屋とでも言いましょうか


が言葉の所々に、いくつかの気になるワードが

…「女」…「二階」…「咳払い」…「足音」…「隣」…。


少しだけ準備中の札がかかったドアの隙間から覗いてみようかしら



「んー…、もっかいゆーて(もう一回言って)…」
尋ねる私



「だから、何回も言うてるやん!せやから…」


最後まで聞かずして目が覚めた



説明するとこう、


私が眠りに落ちてしばらくした後の11時頃、皆が寝てる二階の寝室から一階の居間に降りてきた奥さん
居間のドアを開けると、コタツで私が爆睡中
そんな私を気にする事なく、寝付けない奥さんは眠気が来るまでの間、DVD鑑賞をする事に



午前1時
一枚目終了
マッド・デイモン主演のボーン・アイデンティティ
ちなみに私もこのシリーズ大好きです



まだ寝付けない奥さん


しかたなく続けて二枚目投入
同じくマッド・デイモンで、ボーン・スプレマシー



物語中盤
ジェイソン・ボーン(マッド・デイモン)がロシアに到着したあたりで急な眠気がやってきたらしく、地球と家計に優しい奥さんは、テレビとDVDデッキの電源をOFFにし、そのままコタツで眠りについたそうな



眠りについて束の間
二階のドアが開く音がしたそうで、娘か息子がトイレに起きたんだと思い、しばらく階段を降りる足音に耳をかたむけていたという

ゆっくりな足音
超怖がりな娘は、昼夜問わず落ちてくる勢いで階段を駆け降りてくるので、すぐに「これは息子だな」と思ったという奥さん


……
ミシ…


……ミシ…
……

……

……………ミシ


不規則でやけに遅いリズムの足音に、即座に悪寒がしたという


「……いや、息子じゃない」


さらに耳をすましてみると、奇妙な音が混じっている事に気づいた奥さん


……シャラ…



………




………シャララララ……





なにか軽い装飾品のような物を引きずるような音




横になっていた奥さんも、この時ばかりは反射的に飛び起きたという
そして気がつくと、コタツにしがみつくように身を屈め、言い様のない恐怖で体が硬直状態に




…ここで沈黙。



突如、何の音もしなくなったらしいです




……






……






……





(……助かった?)





と思った次の瞬間






「……ん、ンン…」




真後ろで女性の咳払い






体中に電流が走ったかのように一瞬で広がる恐怖



いっそ失神してほしかった事でしょう







奥さんの座っている位置からほぼ対角線状には、爆睡している私


声を出すのも怖いので、起きろ起きろと懸命に念力を飛ばす奥さん
気持ちはわかりますが、お互いサイキッカーじゃないんだからやはり声は出しましょうよ





恐怖はこれだけでは終わらず、この日のとどめは暗闇の中なんと私が寝てる少し後のほうへ黒い何者かが音もなく「…ササー」と入っていくのをモロに目撃してしまったという、気の毒な奥さん


で、さすがに慌てて私を起こしつづけてたという、この夜の出来事でした





…つか、これまじだったら怖いですよね





しかし、私は明くる日の朝気づきました
気づいたというか、解明したかも


カレンダーをよく見ると、あの日は他界したうちのおかんの誕生日でした


そう思うと、なにも怖くないだろう?
と、奥さんに言ったところ、妙に納得していた様子
まあ、私はその手の話を信じてませんが、これにより奇妙な恐怖がなくなったのは確かです




で、昨晩。



いつものように、夜な夜な居間でDVDを見る私


…ふっふっふ
エンペラータイム満喫中であーる




と、ほくそ笑みながら三分ほどでコタツで消沈





ふと気づくと午前四時





まだ完璧に寝ぼけている私



……ウウウウウ。




(…眠い)






…………ウ………ウウウ。






(……ああ、まだ四時か…)







…………ウ、ウウ…ウ…。





(………。)







頭元で低い呻き声。







そして、直ぐ様二階寝室へと猛ダッシュ
ほぼ四つん這い
端から見たら私の姿も十分怖かったと思います




階段をダッシュ中に思っていたことはただひとつ



「…ううう、おかんちゃうやんけーーー!!」




頭の中で流れていたBGMは、着メロでお馴染みの

ウイリアムテル 序曲


パーン!パカパーン!
パカパンパンパンパンパンパンパンパッ!
パカパンパンパンパンパンパンパン
パカパーン!
パカパーン!


みたいな。
はい、泣きそうでした







そんなこんなで今夜もこれからエンペラータイムです
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by yorupe | 2010-11-18 23:42 | Θ 何気ない日々